みね@RiLのたびにっき

大学生が旅について書き記すブログ。

富士登山

皆さん、こんにちは。旅や外出に忙しくてブログが更新できないと言う本末転倒な事態になっていました...が、今日から頑張って夏休み前半の旅行記を書き記していきたいと思います。

 

201988(木曜日) 天候・・・

京都駅で今回の登山仲間であるサークルのメンバーと合流。一路(18きっぷで)富士山の最寄り駅まで向かいます。

京都(7:03東海道本線(JR琵琶湖線) 新快速 米原 米原(8:01)

通勤通学時間帯のために車内は大混雑。いきなりしんどい。

米原(8:03東海道本線 普通 大垣 → 大垣(8:37)

大垣(8:40東海道本線 新快速 豊橋豊橋(10:09)

ここで実家の刈谷市を通り抜けます。懐かしいと思いつつも、もちろん降りないのでスルー。

豊橋(10:22東海道本線 普通 浜松 → 浜松(10:57)

ここから地獄の各駅停車&ロングシート静岡県内を早く抜けたい人は新幹線を使いましょう。

浜松(11:10東海道本線 普通 興津 → 静岡(12:21)

この電車は興津まで行きますが、乗り継ぎの電車は静岡始発なので静岡で乗り換えます。

静岡(12:33東海道本線 普通 三島 → 沼津(13:30)

沼津で御殿場線に乗り換え。

沼津(13:40御殿場線 普通 国府津 → 御殿場(14:14)

 

と、ここまで既に7時間。節約のため18きっぷで来たためだいぶ時間がかかりましたが、無事富士山の麓の街、御殿場に到着。ここからバスに乗り、更に山梨県側の富士山吉田口を目指します。

御殿場駅(14:40富士急行バス 河口湖駅 → 富士山駅(15:47)

県境を越えて山梨県に入ると富士五湖の1つである山中湖が姿を現します。

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そして御殿場駅から1時間程で山梨県側の富士登山吉田ルートの麓、富士吉田市富士山駅に到着。ここでモスバーガーで腹ごしらえをしてからもう1回バスを乗り継いで一気に富士山のスバルライン五合目まで上がります。

富士山駅(16:50富士急行バス 富士スバルライン五合目行 富士スバルライン五合目(17:55)

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またバスに揺られて1時間程で今回のスタート地点、吉田ルートの五合目に到着。

まだ五合目ですがここからの景色も非常に良く、眼下に広がる雲海に思わず息を飲みました。山頂からの景色はもっと素晴らしいのだろうと期待して更にワクワク。

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ちなみに五合目でも標高は2305m。ここから山頂の3776mまでは山道で7.5kmです。

1時間程高地に体を慣らしてからいよいよ出発。ここからは経過時間が分かるよう、文頭に写真の撮影時間を載せます。

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18:43/五合目登山口から六合目までは土混じりの砂利道と石畳の道を進みます。まだ割と平坦な道なのでスムーズに行きました。

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19:05/登り始めたのはほぼ夜からだったため、六合目に向かう途中で日が沈み始め、振り返ると麓の富士吉田市の街の灯り綺麗に見えました。この日は花火大会だったのか、遠くではありますが、打ち上げ花火を視認出来ました。

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20:07/六合目から七号目に向かう途中で撮影した山頂までの山小屋の灯りの数々(写真中央の強い光は月)。現物で見ると中々距離があるように見えて確実に気力を削いできます。

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20:27/登山開始から2時間弱で七号目日の出館に到着。自分は初めて知ったのですが、富士山の〇合目というのには明確に「ここが〇合目!」というのは無く、山小屋群が固まっているある一定の区間を総称して〇合目と言う感じだと勝手に自分で解釈しました。ちなみにここは2720mなので400mちょっと登ってきたことになります。

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20:44/こんな感じで七号目の山小屋が暫く続きます。高山病対策のために小刻みに休憩を取りつつ、また無理しないペースで次は八合目へ。

ここから急な傾斜の岩場が増え、ヘッドライトで足元を照らしながら、軍手を付けた手でしっかりと岩をつかみ、次の手足を置く場所を探りながら登っていきます。自分は登山靴ではなくただのスニーカーで登っているアホなのでだいぶキツい・・・

7合目最後の山小屋を出てから1時間で次の八合目入口まで到達。

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21:49/ここで3000mを突破。

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21:53/そして山小屋で休息を取ります。麓で買ってきたスニッカーズを食べたのですがこれが美味い、美味すぎる。今まで食べたスニッカーズで1番美味しかったです。まあスニッカーズ食べたの初めてなんですけど。後にも先にもここで食べたスニッカーズの味に勝てるものはないと感じました。

ちなみに外気温はここで13℃。周りは全員レインコートやウインドブレーカーなど防寒対策をしていたのですが、自分は極度の暑がりの上に登っていると暑くなってくるし、そもそも防寒着ザックの奥底にあるから出すの面倒だしいいか、と思ってそのまま半袖1枚で登ってました。22:20頃に出発。

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23:03/次の八合目、元祖室でも少し休憩。富士吉田市の夜景もだんだんと遠のいていくのがわかります。

ここを過ぎると急な傾斜の岩場は無くなり、今度は砂利と大きめの石で構成された瓦礫道を進みます。正直スニーカーだとゴロゴロした瓦礫の上を進むよりも岩場の方が楽な気がします。というかこの溶岩の冷え固まった瓦礫道、非常に歩きづらい。まあ、これを見ている皆さんは、もし富士山に登りたくなったらぜひ登山靴で登りましょう。

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23:51/八合目を抜け、また50分程登ると今度は八合になります。さっきの八合目は八合目とでもいうのだろうか...

ここで気温は9℃。まだ余裕があったので上着は羽織らずそのまま登ります。

 

201988→9(金曜日) 天候・・・

本八合目を出た所で日付が変わります。

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0:06/続いて八合五勺に到着。怒涛の八合ラッシュもここで終わりです。それにしても何故こんなに八合目だけ小刻みにされているのか...

そろそろ限界が来たので長袖のカーディガンを羽織って先に進みます。富士山頂まで900m、平坦な道ならすぐですが、60分かかるのが山道のツラいところ。

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1:00/いよいよ最後の休憩場所、九合目。標高も3600mで、山頂までもあと少しです。ここでまた長めの休憩。

ここでふと空を見上げると、漆黒の夜空に輝く無数の星々、流れ星。眼下には富士吉田市の夜景。僕はここで見た夜空、夜景を一生忘れない、そのぐらい綺麗でした。

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1:30/いよいよ山頂へ。この辺り、というかここから先、もはや登るのに精一杯でほぼ写真撮れてません。

2:00頃、山頂の手前の山小屋に到着!ここで御来光を待ちます。

それにしても死ぬ程寒い。5℃。じっとしていて更に寒いのでここで持ってきた防寒着を一気に着込みました...がまだ若干寒い...

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2:31/自販機は山頂価格。500mlのペットボトル1本に500円かかります。1ml=1円。1mlの重みがとてつもない...

3:00頃になると山小屋が開き、カップ麺やうどん、登山記念品等が販売され始めました。

カップラーメンはスーパーだと100円ぐらいですがここでは驚異の800円。しかし、こんなに寒い上に山登りで疲れているので買ってしまうんですよね〜そしてこれが悔しいけどめちゃくちゃ美味い。自分は偏食なのでカップ麺の具ですら食べられないのですが、この時ばかりは全部食べてスープも飲み干しました。体に染み渡る...

徹夜で登って結構眠かったのでベンチで座りながら仮眠。御来光まで待機。

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4:12

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4:28/だんだんと空も明るくなり始め、朝焼けが綺麗に見えるようになりました。

いよいよ御来光の時間に。

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4:55/太陽が雲海の上に姿を現しました。スバルラインの五合目で見た雲海よりもずっと綺麗で、本当に感動しました。

太陽が昇り切った後、また本当の山頂を目指し出発です。

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5:26/富士山のお鉢と、そこから見下ろした景色。言葉では言い表す事が出来ない絶景でした。本当に、本当に、苦労して登ってきた甲斐がありました...

ここから富士浅間神社を経由して、山頂への最後の道、馬の背を登ります。

これがめちゃくちゃな急斜面で、スニーカーだと少しでも気を抜くとじりじりとずり落ちてしまうため、足の指先一本一本に全神経を集中させ、最後の気力を振り絞って登ります。

ここを登りきると富士山山頂・剣ヶ峰です!

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7:16/富士山山頂・3776mに到着!

物凄い達成感。またこの景色がみたいなぁ。

そして自分は家に帰ったら次の予定が待っているので直ぐに下山開始。

下山ルートは登山道と別で、岩場も無く、ただひたすらに砂利、瓦礫混じりの道を下っていきます。スニーカーだと滑るので逆に都合がよく、スキーをしているかの如く下山できました。

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11:31/富士スバルライン五合目へ帰ってきました。素晴らしい景色をありがとう。

富士山はぜひ、人生に1度は登ってみることをオススメします。中学生の頃は持久走1500mで驚きの8分台、高校時代は帰宅部のこんな自分でも登ることができたので、自分の目で、富士山の風景を目に焼き付けてみるのも良いかもしれません。

 

ここからはまた18きっぷの在来線乗り継ぎで京都まで戻ります。富士登山の後にこれは正直キツい。

富士スバルライン五合目(11:50富士急行バス 富士山駅行 富士山駅(12:45)

ここでは1時間弱立ちっぱなし。靴の中に大きめの石が入っていたため足裏にくい込み痛い。さらに徹夜登山で眠気も限界で立ちながら寝てしまいました。

↑こんな失態も犯し、富士山駅までなんとか耐えました。

富士山駅(13:08+2富士急行バス 御殿場駅御殿場駅(14:15+25)

このバスの中では爆睡。あっという間に終点だったのですが、なんとバスが25分遅れており、乗る予定の電車に乗れず、京都到着が更に遅れることに...

御殿場(15:08御殿場線 普通 沼津 → 沼津(15:48)

この電車の中でも爆睡。終点に着いても寝ていたので車掌さんに起こされてしまいました...

沼津(15:59東海道本線 普通 浜松 → 浜松(18:14)

来た道を戻るだけの上にこの区間は何十回も乗っているせいで退屈なのですが、不思議と眠くならなかったのでスマホでもいじりながら時間潰し。

浜松(18:28) 東海道本線 普通 豊橋 → 豊橋(19:05)

豊橋では普通の後に特別快速が出るのですが、行先が関ヶ原と、大垣は越えるけど米原まで行かず、あまりにも中途半端なので米原行を待ちます。都市の割には乗り継ぎが悪い...

豊橋(19:31東海道本線 新快速 米原米原(21:38)

米原(21:39東海道本線(JR琵琶湖線) 普通 姫路野洲(22:14)

野洲始発の新快速に乗るため野洲で下車。

野洲(22:19東海道本線(JR琵琶湖線) 新快速 姫路 → 京都(22:47)

 

下山から長い事かけてやっとこさ戻って参りました。ここからまたバスに乗って帰宅...とここで金沢から京都までの250kmママチャリ&徹夜で漕いできた友人と合流。

この次の日から始まる旅のキーパーソンです。

この旅の内容はまた次回。

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